2025.11.05
「せっかく求人ページを作ったのに、全然見られていない…」
そんな悩みを抱える中小企業は少なくありません。メインのホームページ同様に"求人ページを見てもらう"ためには、ただ作るだけでは不十分。求人情報を探している人が、キーワード検索で見つけやすく、サイト内でも迷わず辿り着ける導線が必要です。さらに、サイト内を定期的に更新することで「今も採用中」であることを伝える信頼性も高まります。
求人ページは「人材を集める場所」ではなく「会社の魅力を伝える営業ページ」。SNSやブログ、地域情報との連携を強化すれば、アクセス数は確実に伸びていきます。
そこで今回のブログでは、求人ページを"見てもらえる"ように変える3つの秘訣を、事例を交えてご紹介します。
SEO対策を強化する
まず一つ目の秘訣は、キーワード検索で上位を狙うSEO対策を強化することです。
ある地方都市の自動車整備工場では、「整備士+募集+〇〇市」というキーワードで検索上位を狙うため、求人ページ内に職種と地域名を自然に盛り込む工夫を行いました。
トップページの最上部で「〇〇市で働く整備士を募集しています」と明確に打ち出し、詳細ページは、「仕事内容」「福利厚生」「一日の流れ」などをそれぞれ別々のページで作り、写真や動画とともに掲載。
結果として、検索からの流入数が何もしなかった時に比べ5倍に増加。1日のアクセス数が50件になり、応募件数も対策後1ヶ月で4件ありました。
この事例が示すのは、"求人ページもSEO対策が必要"ということ。多くの会社が会社案内のカテゴリーに1ページだけ用意している傾向がありますが、求人ページ単体でも検索上位に入るようにすることが、見てもらえる第一歩になります。
運営するネット媒体全てからリンクを
続いて二つ目の秘訣は、導線設計です。
検索で求人ページを見つけても、すぐに応募する人は多くありません。まず「どんな会社なのか」を確認したくなるのが自然な流れ。そこで有効なのが、公式サイトやSNSから求人ページへダイレクトに辿り着ける導線設計です。
例えば、公式サイトがそこそこのアクセス数があるなら、トップページに「>>求人情報はコチラ」とリンクを設け、見てもらえる流れを作るだけでも随分変わってきます。また、SNSのプロフィール欄にもこのリンクを貼ると良いでしょう。
会社が運営するネット媒体全てで"求職者を迎える姿勢"を見せることで、閲覧者の滞在時間は長くなり、検索エンジンからも高評価を得やすくなります。
求人ページは孤立させず、サイト全体で採用を支える仕組みを意識しましょう。
更新こそ最大の武器
最後の三つ目の秘訣として、更新することがあげられます。
見てもらえる求人ページには共通点があります。それは何と言っても更新頻度が高いことです。「○月○日現在募集中!」「先月新たに入社した社員の声を追加しました!」など、小さな更新を続けることで閲覧数もアップし、"今も採用を行っている"ことが伝わります。
逆に、1年以上も更新のない求人ページは、「もう募集していないのかも」と思われ、クリックすらされなくなりがちです。
見る側にとっては、更新内容は会社の"今"を知るキッケカ。常に新しい情報を発信し続けることで信頼性と鮮度が高まり、結果として応募率も上がります。
つまり、「見てもらう」ためには、ページに"動いている感"を出すことが、見てもらえる求人ページへの近道といえるのです。
求人ページを“見てもらう”には、①検索で上位表示されるSEO対策、②会社が運営する全てのWeb媒体との連動、③定期的な更新——この3つが鍵です。
求人ページを作るだけでは応募が増えることはありません。運営する全てのWeb媒体を通して「この会社で働きたい」と思わせる"仕掛け"を作ることが、結果的に人を呼び込むことにつながります。
当社では、地域密着型企業のための求人ページ改善・導線設計をサポートしています。「求人ページを見られない」「応募が来ない」などのお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。 金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務める。
求人広告に頼るだけでは、応募数や採用の質に限界があります。御社の採用課題をヒアリングし、最適な採用サイトの形をご提案いたします。
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